ニオイが出てそうな本「街場の大阪論」
会社に大阪人がいる。
東北にきて10年以上たつはずだが、大阪人のままだ。
そんな彼の電話のやりとりは恐ろしい。
冗談のつもりの悪態がこちらとしては冗談に聞こえない。
文字にするとニュアンスが変わってしまうので書かないが、
かなりドスの聞いた脅し文句が次々と繰り出される。
絶え間なく、止めどなく、惜しみなく。
耐性のない人は、多分泣くだろう。
そんな彼は読書家で、
ちょこちょこ面白い本を貸してくれる。
今回借りたのが「街場の大阪論」という本。
これを読むと大阪人が少しわかるかもしれないが、
特におススメなのが「日限萬理子さんのこと」の章だ。
不覚にも、感動もする。
ミナミの「ママ」と呼ばれた日限萬理子さんについて書かれた
この章は、自分も何かしなくてはという気にさせられた。
「街」を作るということに、最近関わりだしたせいもあるかもしれない。
仕事じゃなくて個人的に。
ま、でも基本読んでる最中は
ウマいもん食いたくなったり、ビールが飲みたくなったり、
おねーちゃんトコに行きたくなったりするんだけどね。
大阪の「街」のニオイがしてきそうな本なのでした。
ちなみ、どうでもいい情報だがうちの会社の大阪人は下戸だ。
信じられない!